【2021年最新】スタートアップ転職で後悔しないために注意すべきポイントとは?

スタートアップ転職で注意すべきポイント

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ニューノーマルな働き方が注目される時代となりました。

こうした状況下ですが、スタートアップ企業はここ最近株価も復活し、積極的な採用活動へ転じています。2021年も先行き不透明な状況ですが、スタートアップ転職で後悔しないために注意すべきポイントについてみていきます。

スタートアップ転職で絶対に注意すべき4つのポイント

スタートアップ転職で注意すべき4つのポイント

まず最初に、スタートアップ転職で注意すべき4つの大きなポイントについて解説します。十分に意識して活動していただきたいものです。

会社倒産のリスクを予め知っておく

国税庁のデータによれば、わが国におけるスタートアップ企業の生存率は、起業してから10年存続する確率が5%、20年存続するのは0.4%となっています。

また、日経ビジネス社が実施した統計でも、ほぼ同様の傾向(起業から5年後の生存率は15%、10年後の生存率は6.3%、20年後の生存率は0.3%)が示されています。

つまり、スタートアップ企業の20年後における生存率は1%にも満たないというのが現実です。

上記はいずれも統計上の数値ではありますが、かなりショッキングな結果ともいえるでしょう。

長い歴史と伝統を誇る大企業などと異なり、スタートアップ転職にはそもそも企業存続上のリスクがあることを認識すべきです。

仕事内容をきちんと理解して入社する

スタートアップ転職の場合、年齢が若くても、経営幹部として期待され入社することも少なくないでしょう。

ところが、一口に経営幹部といっても、例えば大企業のように秘書やアシスタントを抱え、多くの部下に支えられて指揮を執る環境ではありません。

スタートアップ企業では、経営幹部といっても文字通りプレイイングマネージャーであり、自分が率先垂範して現場で行動し、実務をこなすことが求められます

スタートアップ転職直後から、自分の職務はマネジメントだから手足は動かさず汗もかかないという姿勢では、周囲のメンバーはついてきません。

また、例えば営業、人事、経理、エンジニアなど、特定のポジションで入社しても、概ね社員30人程度の規模のスタートアップでは一人で二役も三役もこなすことが通常です。

そのような状況が楽しめる方、結果を出すためにコミットし、仕事を選ばないタイプの方が向いています。

こうした状況を楽しめるくらいの強いマインドが求められます。

転職直後の年収の減少は覚悟する

大企業からスタートアップに転職すると、最初の年収は良くて現状維持、多くはダウンすると覚悟すべきです。

20代後半~30代半ばで、将来の幹部候補の中途採用人材という転職モデルを前提として考えてみます。

まず、起業から3~4年以内程度の企業では、景気や社会状況(特に今回のコロナ禍といった特殊環境)にもよりますが、最低限の生活ができる程度の収入(年収600万円程度+ストックオプション)がせいぜいと考えられます。

そのような状況下でも、多くの経営者はほぼ「収入ゼロ」の状態で、生活を切り詰め家族を犠牲にして事業を立ち上げ、日々奔走しています。 

自己犠牲の精神をもって仕事に取り組む必要があるので、心身ともに大きなストレスを抱えることになります。

収入がアップし、生活に余裕ができるのは所属企業がビジネスに成功し、事業を拡大させて上場やM&Aによるキャピタルゲインを得た後となります。

早くても入社後3~5年後が目安となるでしょう。

こうした収入面での厳しさを受け入れ、家族や周囲に理解と納得を得られる環境作りと認識が必要となります。

自分の将来のビジョンをきちんと考えておく

スタートアップやベンチャーへ転職する場合、それぞれにきっかけや動機があると思います。

そして、将来のビジョンへ向けて胸躍らせて新たなステージへチャレンジすることが多いでしょう。

ところが、スタートアップ転職の場合、当初自分が抱いた夢や希望、そして将来のビジョンが必ず実現するとは限りません。

スタートアップ企業自体のビジョンが変更を余儀なくされることもあります

例えば、外部から資金調達をしたベンチャー企業の場合、企業価値を向上させることを外部投資家にコミットしています。

この状態では、自社の掲げてきたビジョンがマーケットに受け入れられない場合、次のアクションプランとして、ビジョンを変えてでも収益拡大が見込まれる事業を探す場合もあります。

また、スタートアップ転職者の多くがその動機として挙げるのが、トップの魅力です。

経営トップの人柄に惚れてスタートアップに飛び込んでも、会社が成長し、組織が拡大するにつれてトップとの距離感は変化していきます。

参画当初のトップとの絆も薄れ、次第にモチベーションも下がる事態となることすらあります。

そして、外部要因などによってそのトップが会社を去ることすらあるでしょう。

自分の将来のビジョンを達成するためには、こうした様々な要因を乗り越えることが大切です。

そのためには、常にあらゆる変化が起こることを想定し、どのような状況下にあっても、自分の機嫌を自分で取り、自分のモチベーションを維持することを心掛ける必要があります。

そして、臨機応変に自分の将来ビジョン再構築を更新し続けることが必要です。

スタートアップ企業だからこその魅力とメリットを紹介!

スタートアップ企業の魅力とメリット

続いて、スタートアップ企業の魅力やメリットについて解説していきます。スタートアップ転職には注意すべき点やリスクも多い反面、大きな魅力もあります。

仲間と同じ大きな目標に向かって頑張れる

スタートアップ企業では、自分が考えるビジョンを共有し、時には一緒に会社の方向性を変えていくような「同志」ともいえる仲間を持つことが極めて重要です。

ビジネスプランを共有したり、資金調達を含めた様々な苦楽をともにしてくれる仲間の存在が、事業発展の大きな支えとなります。

信頼できる仲間は、事業を推進していく能力が高いことはもちろんのこと、自分が掲げるビジョンを信じ、共通の目標に向かって共に頑張ることができます。

スタートアップ企業におけるビジネスは仮説と検証の繰り返しであり、事業運営について頻繁に軌道修正を行なう必要があります。

スキルや専門分野の能力重視で仲間を集めた場合、事業が進捗するとともに齟齬が生じた場合の軌道修正が厳しくなります。

そうした能力・技術論ではなく、事業がどんな方法で進むにしても、共に同じ理念・ビジョンを共有し、力を尽くしてくれる仲間が大切となります。

個人の裁量が大きい

スタートアップ企業では、参加メンバーそれぞれに与えられる裁量が大きく、若い年齢でも経営者や役員など重要なポジションを任されることになります

自分の判断や力量で会社の意思決定に参画し、事業が展開・成長する様子を現場でリアルに体感できるので、自分の裁量で会社を動かしている実感が得られます。

大きな裁量を任され、自分の力で会社が動いていると実感することは、企業人として大きなモチベーションとなります。

これが一般的な大企業の場合は、入社時は当然ながら新人社員であり、管理者など役職者へ到達するまでは長い階段をコツコツと堅実に、相当な年月をかけて登っていくことになります。

また、仕事が部署ごとに縦割りかつ細分化されているので、担当部署の仕事に詳しくなっても事業全体を俯瞰し、自分の手で回していくようなダイナミックな仕事をする機会を得るのは非常に困難です。

自分で事業を育て、大きくしていく充実感や手応えを得るためには、スタートアップ企業は最適の環境です。

会社が大きくなれば役職や年収は言い値になる!?

スタートアップ企業は成長スピードが速く、事業が短期間で急成長することがあるので、その場合にはストックオプションによって非常に大きなリターンを得ることが可能です。

事業の売上や利益が急激に拡大するのに伴い、従業員もどんどん増えて社内は熱気に満ち溢れていきます。こうした環境で経営者や社員・スタッフが共に目標へ向かってまい進する経験は、大企業ではなかなかできません。

スタートアップ企業は、参画当初の給与など待遇面では厳しい状況を覚悟する必要があります。

その一方、創業間もない時期に獲得したストックオプションが、会社の急成長と並行して大きな価値を持つまで拡大し、結果として大きな財産を形成してしまう可能性もあります。

こうした状況下では、役職や年収は「言い値」ともいえるほどの期待が持てるでしょう。

これに対して、一般的な大企業では一社員が会社の資産を勝手に使うことは許されません。

当然ながら全ての行動には会社の承認が必要で、上長や役員の決裁が必要です。

役職や年収も、少しずつ長い年月をかけて上昇していきますが、大きなゲインはまず考えられません。

生活の基盤となる収入を爆発的に拡大させる可能性のあるスタートアップ企業では、こうした可能性が大きな魅力です。

経営者の近くで一緒に働ける

スタートアップ企業に参画する場合、社長や経営幹部との距離が最初から非常に近いことが大きなメリットです。

どんな組織でも、社長の指示が最優先なのは大企業でもスタートアップやベンチャー企業でも同じですが、大企業では経営トップの発言や指示に対して直接その真意を確認することは不可能です。

ところが、スタートアップ企業では、身近に経営者がおり、常日頃仕事を現場で共有しているため、コミュニケーションが取りやすく、常に経営者の意向や真意、また事業の方向性を確認・共有することが可能です。

経営者とのコミュニケーションを通じて常に自分の意見が通る訳ではありませんが、毎日の仕事を通じて経営レベルでの議論ができる環境は、スタートアップ企業ならではのメリットです。

スタートアップ企業で働くことは、メンバー全員が事業展開を左右する存在であり、経営者視点になれる環境といえます。

大企業とスタートアップ企業を比較した場合、どちらの環境に身をおいた方が自分の成長にとってプラスになり、また向いているのかのヒントとなります。

【必読】スタートアップ・ベンチャーへの転職で絶対に後悔しない方法を3つ紹介

スタートアップ転職で絶対に後悔しない方法

上述したとおり、ベンチャー・スタートアップ企業への転職に際しては、注意すべきポイントや大きな希望があります。

こうしたステージへの転職を決意した際に絶対後悔しない3つの方法について解説します。

事前に自分の生活のキャッシュフローを計算しておく

スタートアップ転職に際しては、生活全般を含めて必要な費用を具体的に把握することが非常に大切です。

このため、ビジネスを始める前に、生活上のキャッシュフローにどの程度の経費が必要か把握することが求められます。

スタートアップを始めた起業家は誰でも、資金の余裕がなくなる時期を経験します。

その際にできるだけ苦境に陥らないため、また事業を成長・拡大させるためにも、キャシュフローがどうなるのかについて徹底的にシミュレーションすることが肝要です。

事業を成長させるために必要な費用は、ショッピングやネットビジネス関連のデータから確認することができます。

それらの情報を集め、十分に確信を持てるまでは軽率な行動を起こさず、さらに必要な情報収集を心掛けてください。

実際にその企業に勤めてる人に話を聞く

大手・中堅企業へ勤める20代~30代の人が、スタートアップ企業に特有の裁量の大きな働き方や短期間での成長を期待して、スタートアップに転職するケースが増えています。

企業理念に共感した仲間たちと一緒に、高い目標に向かって試行錯誤を重ねながら進んでいくという、希望に溢れた毎日を夢見るのですが、現実はそう簡単なものではありません。

その多くは入社後に大きなギャップを感じ、戸惑います。

こうした現実に直面し、挫折する前に、実際に自分が飛び込もうとするスタートアップ企業に勤めている先輩や知人がいれば、具体的に仕事の現状などについて率直な感想を聞くことが大切です。

厳しい現実を確認し、場合によっては行動を見直す場合もあるでしょう。その逆に、思った以上の可能性を感じてモチベーションが向上することもあります。

まずは状況確認のため、身近な情報を有効に活用すべきです。

転職のプロである転職エージェントに相談する

スタートアップ転職にあたっては、先輩や経営者からの直接の引き合い・誘いや情報などによって行動することも大切ですが、その企業が客観的にどのような状況で、業績や企業体質、評価などがどうなのかを確認するには、やはり専門チャネルに確認することが大切です。

転職活動をしている求職者に適切な情報を提供し、的確なアドバイスを行ってくれる、信頼できる大手転職エージェントを活用することで、自分の適正や実績・能力を正しく把握し、評価を確認することができます

一度きりの大切な人生です。スタートアップ転職にあたっては、こうしたプロの意見と情報を活用することを心掛けるべきです。

おすすめの転職エージェント3選!

スタートアップ転職におすすめの転職エージェント

以下に、スタートアップ転職に際しておすすめの大手転職エージェントを3社ご紹介します。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは「リクナビ」を運営するリクルートの転職エージェンシーサービスです。

利用者の99%が転職後満足していると回答し、20代から40代まで、幅広い利用者から高い評価を得ている業界最大手の事業者です。

非公開求人保有数も業界No.1、メガベンチャーの求人も多数あり、幅広い選択肢を同社のキャリアアドバイザーが提案します。

地方のベンチャーから設立間もないスタートアップまで、10社以上の紹介も可能です。

それだけベンチャー企業とのコネクションがある裏づけともいえるでしょう。

また、リクルートエージェント限定の非公開求人もあるので、優良求人を漏らさないためにも登録(無料)をお勧めします。

ビズリーチ

ビズリーチは、「選ばれた人だけのハイクラス転職サイト」や、「求めているのは即戦力」というキャッチコピーを掲げ、ハイクラス求人を中心に展開しています

キャッチコピーにある通り、年収600万以上を目指したい人にはおすすめの転職サイトです。

ビズリーチ最大の魅力として、普通のスカウトとは違うプラチナスカウトというサービスがあり、これは国内外の厳しい審査をクリアした企業のみが職務経歴書をみてスカウトします。ですので、自分のスキルを高めたい、年収を上げたいという方にはイチオシの転職エージェントです

doda

dodaは、旧インテリジェンスが運営しており、約10万件という豊富な求人数と人材分野での歴史を背景とする、転職や人材の分野で業界で2番手クラスの大きな実績と影響力を誇るサービスサイトです。

全国対応、かつ国内トップレベルの膨大な求人数を有し、すべての業種・職種を網羅した求人情報だけでなく、キャリアアドバイザーによる良質なサポートが特徴です。

転職成功者からの評価も高く、転職を考えた際にはまず最初に登録すべき「鉄板の」転職サービスです。

また、海外での事業立ち上げなど、グローバルな案件も豊富に提供しており、営業職からエンジニアまで幅広く紹介可能です。

26歳から35歳までの若年層の求人に特に強みを持っていること特徴となっています。

まとめ 〜【2021年最新】スタートアップ転職で後悔しないために注意すべきポイントとは?

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況となり、首都圏地域では2回目の緊急事態宣言が発令される事態となっています。

こうした状況下、企業活動も大きく影響を受け、停滞を余儀なくされる現実があります。

しかし、経済活動も継続が求められます。

困難な状況ですが、スタートアップ転職に敢えてチャレンジする人には、転職にあたって注意すべきポイント、すなわちスタートアップ企業の事業リスクや業務ビジョン、当面の収入減少に備えた対策や心構えなどをしっかりと認識することが肝要です。

そして、ビジョンを共有して心の支えとなる仲間の存在や、自分のビジョンを実現できるよう牽引してくれる経営者との共感や尊敬を基盤とした人間関係を構築し、仕事上の大きな裁量と業績への直接関与への充足感を求めて、アクティブに活動できる可能性を追求していくことが大切です。

スタートアップ企業には様々なリスクがありますが、その反面、事業が成功すれば収入面だけでなく、仕事を通じた生きがいも大きな達成感が得られる可能性があります

自分の進むべき方向を誤らないよう、常にアンテナを張り、情報収集も怠らず、スタートアップ転職の成功を勝ち取るよう行動していただきたいです。