大企業からベンチャー転職は後悔する?成功するための秘訣を徹底解説!

大企業からベンチャー企業

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻度を増す状況下で、大企業からベンチャー企業へ転職する際には、大きな不安や心配を抱えている方が多いのではないでしょうか。

この記事では、大企業からベンチャー企業への転職に当たって、ベンチャー企業の特徴や、転職に失敗しないための注意事項を解説していきます。
この記事を読むことで、大企業からベンチャーへの転職を考えている人は、ベンチャー企業のリスクや問題点、また魅力をしっかりと把握し、転職を成功させるヒントが得られます。

大企業と比較したベンチャー企業の特徴

大企業と比較したベンチャー企業

安定した大企業と比較した場合、ベンチャー企業は多くの魅力を有する一方、大きなリスクも抱えています。

ベンチャー企業の特徴について解説していきます。

規模が小さいので、業務内容が多岐にわたる

一般的に、大企業では社員個々の裁量権が少なく、また業務内容も限定されています。

大企業で大きな裁量を発揮できるのは、取締役や執行役員など、経営レベルの役職に就いてからです。

このため、大企業では新卒で入社してからしばらくの間は、所属部署の上司の指示を仰ぎながら仕事をすることが普通です。

これに対して、ベンチャー企業は少人数の会社が多いため、入社直後から個々に任される役割も多く、本人の意欲次第で幅広い仕事を経験することが可能です。

また、実際にベンチャー企業で働く人が実感するのが、責任の重さや仕事の裁量です。

社長など経営陣との距離が比較的近いため、年齢や経験に左右されず、重要な仕事を任せられ、業務を遂行できる環境があります。

更に、入社直後から社員に対する期待度が高い傾向があるため、勤続年数があまり長くなくても、比較的大きな裁量権と多岐にわたる業務が与えられます。

プロジェクトを成功に導けば、ベンチャー企業では大企業と比べて昇進も早く、若い年齢のうちから社内で大きな活躍ができるチャンスに恵まれます。

給料、年収が低い

経団連の発表によれば、2017年3月卒業の新卒初任給の平均は事務系で212,873円、技術系で230,214円となっています。

企業規模別にみると、従業員が3,000人以上の大企業では技術系で235,374円と高く、従業員の数が少なくなるごとに初任給の金額が下がります。

こうした状況から、一般的にはベンチャー企業での給料や年収は、大企業と比較すると低い場合が多いといえます。

その大きな理由として、これから自社の事業成長を目指す段階で社員の給与を高く設定することは、経営陣にとってリスクになることが挙げられます。

一方、ベンチャー企業の中には高い初任給を設定している企業もあります。

事例を挙げれば、DeNAは387,000円、グリーでは350,000円と、上述した大企業の平均よりも10万円も高い初任給を設定しています。

両社とも知名度の高い企業ですが、このように初任給を高く設定している企業は、ベンチャー企業の特性から少数精鋭型で運営しているため、飛びぬけて優秀な人材を求めている場合が多いです。

こうした企業では、初任給を高く設定することで選りすぐりの人材を確保したいと考えていることが背景として挙げられます。

既存のものを伸ばすのではなく、新しいものを創造する

ベンチャー企業の多くは、これまで築き上げられたビジネスモデルを守ることが中心の大企業などと違い、新しいものを創造するマインドに溢れています。

これまでの仕事を継続・維持拡大する環境もなく、守るべき伝統なども存在しません。

こうした状況下では、新しいものを創造し、また革新することで、既存の枠に囚われない新たなビジネスの開発へ向けた、チャレンジングな仕事ができます。

ベンチャー企業には自分が取り組みたいと思ったことを積極的に推進できる環境があり、またすぐに活躍できるチャンスも多く訪れます。

その一方で、仕事上の引継ぎやマニュアルといった指針はありませんので、自分が取り組む仕事やプロジェクトの内容や方向性、組織体制など、全ての項目を自分自身で考え、組み立てていく必要があります。

また、上司の指示で仕事をこなすという環境もなく、レールは自分で敷かなければなりません。

自分でリスクと責任を負う覚悟があれば、仕事へのやりがいや充実感・達成感も大きく得られる特徴があります。

社内の交友関係が深い

ベンチャー企業やスタートアップ企業の多くは、20代~30代を中心とする若い世代の社員が活躍しています。

そして、年齢が若くて社会人経験はそう豊富ではないものの、ITなどの専門スキルや知識をしっかりと身につけた優秀な社員がベンチャーやスタートアップに多く集まっています。

また、ベンチャー企業では社員数も少数精鋭で活動しているため、おのずと社員同士の連携や情報交換、また交友も深く、密になっていきます。

大企業などによくみられる、縦割り組織であったり上下関係、上司と部下の超えられない壁といった、ストレスフルな職場環境でもありません。

社員同士は闊達に意見交換をし、共通の目的であるビジネス成功へ向けて、それぞれの交流を深く進めていきます。

少数の仲間と短期間で大きなビジネス・プロジェクトを成功させるため、それぞれが協力しあい、また切磋琢磨して進んでいく環境があります。

このような、深い交友関係を得られるのがベンチャー企業の特徴といえるでしょう。

大企業からベンチャー企業への転職で後悔や失敗をしないための秘訣4選

大企業からのベンチャー転職で失敗しないための秘訣

ベンチャー企業の特徴をよく分析し、納得した上で、大企業からベンチャー企業への転職にチャレンジする人も多いことでしょう。

続いて、大企業からベンチャー企業へ転職した後に後悔や失敗をしないためのポイントについて解説していきます。

【重要】転職で求める条件に優先順位をつける

大企業からベンチャー企業への転職にあたり、自分が求める条件はたくさんあると思います。

そうした条件の中から、最も優先順位の高い順に必要項目を整理し、確認することが大切です。

ベンチャーの魅力は豊富にあります。主な項目をみていきましょう。

ベンチャー企業の魅力

裁量権が多く、多様な仕事内容を任される

・自分のアイデアや事業提案がストレートに活かされ、刺激的な仕事に取り組める

・学歴や年齢などに関係なく、自分が取り組んだプロジェクトの成功によって実力主義が活かされる

・経営トップや幹部との距離が近く、意思決定に近い立場で活動できる

・仕事上の制約が少なく、自由裁量で仕事に取り組める

・闊達で深い、社内の少数精鋭での人間関係が構築できる

・短期間でプロジェクトを成功させ、売上拡大に貢献できる

・企業が成長する結果、収入や立場も大企業では考えられない速さで拡大する

このほかにもまだまだたくさんの項目がありますが、自分がベンチャーに入って達成すべき目標、求める条件に優先順位をつけ、着実に、そして焦らず取り組むことがポイントとなります。

あれもこれも、ではなく、ベンチャーでの自分の成長を確認するうえでも、確認しながら進みたいものです。

労働条件や職場環境をネット上だけでなく、直接確認する

ベンチャー企業では、大企業と比べると様々な労働条件や職場環境が異なっています。

まず労働条件ですが、ベンチャーやスタートアップ企業であっても、労働契約を結んだ以上、社員は労働基準法で守られ、残業なども制限されます。

もちろん、ベンチャー企業の創業者や共同経営メンバーなどの役員は労基法の保護対象とならないので、初期メンバーはともかく事業の結果が出るかどうか、自分たちの情熱や仮説を証明できるかどうかといった点にのみ注力し、前のめりな働き方をすることも多いです。

また、ベンチャー企業では当初の年収が制限されている反面、事業の成功や拡大でストックオプションなどのキャピタルゲインを目指して仕事に励む社員も多くいます。

職場環境も、少人数で短期的な結果を求めて活動しているため、時には苛烈な状況で仕事を続けることもあるでしょう。

こうした現状については、各社がネットなどで公表している条件とは異なる場合が考えられます。

このため、可能であれば、その企業の労働条件や職場環境が実態としてどういう状況にあるのか、知人や同僚などを通じて直接確認することが大切です。

まず、的確な状況把握と理解が必要です。

転職後の給料で生活ができるか・ストレスが溜まらないかを確認する

ベンチャー企業の給料は、前述したような戦略的に若手社員に高給を支払う一部企業を除けば、まだまだ大企業と異なり、定期的・安定的な昇給や賞与などの制度が整備されていない場合が多い状況です。

成長段階にあるベンチャー企業は、事業で獲得した売上や利益をなるべく新規事業などにまわすよう投資したい思惑があるので、社員の給料をなかなか安定的に上昇させることが難しい場合もあります。

大企業から転職した場合、当座は前職より給料が下がり、生活にも影響が出て後悔することも多々あります。

当然ながら、収入は生活と直結します。

このため、頭では理解していても、いざ自分の給料が下がったり、今後の昇給の見込みが立たないような場合、家族を抱えていたり、経済的に厳しい状況となった際にはそれが大きなストレスとして襲ってくることとなります。

そうした状況を生まないためにも、ベンチャーへ転職する際には給与・処遇面をしっかりと確認し、ストレスとならない見通しを持つことが大切です。

企業調査を4〜5社だけに絞らず、視野を広くして数十社調査する

ベンチャー企業への転職を考える際、自分の希望するベンチャー企業を選定することになります。

その際に選定基準となるのは様々な要素があります。

経営者との知己が縁となり、事業参画への誘いを受けたり、身近な同僚や先輩が働いていて魅力を感じられる企業であったり、自分の望む分野の仕事であったり。

また、様々な角度から当該企業の情報を収集するため、企業調査を実施することでしょう。

そして、大体4~5社の対象企業を調査し、妥協点を見つけて転職先を決定してしまうことも少なくありません。

一方、企業調査の数は多ければ多いほど効果があり、マイナス面は一切ありません。

自分の思わぬ落とし穴や、その逆に気づかなかったメリットを発見できる可能性が広がるからです。

視野を広げ、可能な限り転職対象となる企業の調査についてウイングを広げるべきです。

【重要】ベンチャー企業の面接で内定をもらうための秘訣

ベンチャー企業の内定をもらうための面接の秘訣

いざベンチャー企業へ転職を決意した際、経営トップなどとの特別なチャネルや関係性から、面接などの手続きが必要ない場合を除けば、通常は企業側との面接を受けることとなります。

面接で内定を勝ち取るために必要な項目について解説していきます。

なぜベンチャー企業を選んだのかを明確に伝える

特に大手企業からベンチャー企業へ転職を志した際には、面接・採用担当者に対して、なぜベンチャー企業への転職を選択したのかという志望動機をしっかりと、明確かつ具体的に伝えることが大切です。

ただでさえ、ベンチャー企業の採用担当者は大手企業からの転職希望者に対し、自社で働くことのリスクを感じています。

また、ベンチャー企業だから知名度がないため、入社しやすいと応募者が安易に考えていないかといった疑念や不安を感じています。

そのため、転職希望者に対して入社意欲を確信したいと考えています。

こうしたリスクや採用担当者の疑念を払拭する、ベンチャー企業のメリットや将来性、やりがいなどを感じているといった理由を述べ、採用担当者に納得・共感させるような説得力を持つアピールをすることがポイントとなります。

「チャレンジ精神」「成長意欲」が高いことをアピールする

上で述べた点とも重なりますが、ベンチャー企業への転職に際しては、やはりベンチャー企業が持つ魅力をしっかりと認識し、アピールしていくことが大切です。

ベンチャー企業特有のチャレンジ精神や、将来にわたっての成長の可能性に期待し、自分がこの企業に参加することで将来の企業業績・規模の拡大に貢献し、共に成長したいといった強い意欲を述べ、採用担当者に安心感と共感を与えることが重要です。

多くのベンチャー企業は、創業者・経営者のビジョンが会社の中に強く浸透しているため、自社の企業ビジョンに共感していることが仕事のモチベーションにつながります。

このため、採用担当者は候補者が自社についてどれだけ事業の概要や強みを把握しているか確認し、入社意欲を見極めようとします。

企業ビジョンにはチャレンジ精神や成長意欲が込められています。

こうしたビジョンに共感し、成長に貢献する姿勢を示すことがポイントとなります。

大企業の肩書きではなく何をしてきたかを意識して、面接対策をする

大企業からベンチャー企業への転職に当たっては、これまで所属してきた大企業で自分が「どの肩書きや地位にいたか」という経歴はほとんど意味をなしません。

ベンチャー企業では、部署を越えて多くの業務に携わり、幅広い仕事と裁量を委ねられます。

営業から管理、総務・共通業務や経営企画まで、ベンチャーでの守備範囲は広大です。

このため、ベンチャー企業の採用担当者は、候補者が自社で幅広い業務に携わることができるか確認を求めています。

これに対して、大企業では組織が大きく、各社員の専門分野も細分化しています。

それをお互いに理解した上で、これまで自分がどのような仕事をしてきたか、そしてそれをベースとして、ベンチャーでも幅広い分野で業務に適応し、対応が可能であることをアピールし、採用担当者の理解を得ることが大切です。

転職のプロの転職エージェントに相談する

大企業からベンチャー企業への転職に際しては、ベンチャー経営者や、その企業で働くかつての先輩などからの直接の誘いやアプローチによる、人脈ベースでの行動となる場合も多い状況です。

これに対して、特に特別なチャネルや人脈・紹介などもない状況でベンチャー企業への転職を希望する場合は、やはり客観的に信頼できる情報を確認する必要があります。

大手転職エージェントや転職サイトでは、それぞれが膨大な求人企業の情報を保有し、企業が求める人材や条件などについて適確に判断できる材料を提供しています。

また、経験豊富な人材コンサルタントやアドバイザーを多数抱え、個別に相談に乗ってくれます。

大企業からベンチャー企業への転職には大きなリスクが伴うので、こうした専門機関を活用して、しっかりとアドバイスを受けることが重要となります。

まとめ 〜大企業からベンチャー転職は後悔する?成功するための秘訣を徹底解説!〜

大企業からベンチャー企業へ転職する際には、大きなリスクが伴います。

その一方、ベンチャー企業には様々な魅力もあります。

ベンチャー企業の特徴である、小規模ながら仕事の裁量が大きく、自分の企画や行動によって短期間で事業拡大に貢献できるダイナミックな魅力は、自身を成長させる糧となるでしょう。

また、経営陣や同僚との密接な連携を通じて、充実感を得ながら仕事にまい進することも可能です。

一方、転職後しばらくの間は、給与や待遇面で厳しい状況も想定されるので、十分な確認と備えもしっかりと考慮し、家族などにも理解と強力が得られるよう準備する必要があります。

先輩や知己から直接得られる有益な情報や、転職のプロである専門エージェントなども活用しながら、転職後に思わぬ失敗やギャップが生じないよう、慎重に状況を分析・検討することも大切です。

転職にあたってのメリットやデメリットを十分に考慮し、最終的に転職を決意したら、是非とも成功へ向けて第一歩を踏み出してください!

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